2011年04月09日
安全の敵は、人のエゴ
東日本大震災から1ヶ月が経ち、メディアから流れる情報は、
発生当時の状況がドラマのようにわかるものが多くなった。
それは原発事故の初期対応の記事に如実に表れている。
1ヶ月も経た後に報告される内容は、
正確に真実を伝えているのだろうか?
水素爆発、ベント作業など、事象の流れ、経緯は真実なのだろう。
だがその過程における人の判断、指示を対策本部、原子力保安院が
記事のように対応しているとは思えないのである。
記事の内容に、偏りがあるためだ。
内容の傾向としては、東電がオロオロの対応や報告をし、
役人側の保安院、対策本部が検討、判断、指示を下しているような
感じが多数を占めている。
どうもおかしい???
日々、原発のシステムを運用・保守している現場技術者たちの
苦悩、追い込まれた判断、対応が記事に見えないためだ。
事象の流れは真実でも、その事象間の人の介在状況は、
もっと泥臭いし、現場の必死の状況確認、判断、対応が
あるはずと推察している次第である。
推察する一番の理由は、情報源が限られていることだ。
限定された情報源は、政府の対策本部、保安院といった役人サイドであろう。
それはマスコミが、現場に近づけないためだ。
だから人の介在部分は、情報の発信源が都合良く改質していると考えている。
これは建前意識の強い、大きな組織ほど陥りやすい。
担当者により報告者が作成され、最終の承認を得るまで、
各部署の長がチェックし、その都度歪んでいくのだろう。
1ヶ月も経てば、尚更...
私も、規模が違うにしても同じようなことを経験している。
サラリーマンなら...宮仕えならさらに...ということだ。
原発事故...対応は長引くにせよ、今後、国を挙げての検討がされ、
再発防止策など、大規模なシステムの安全対策、
仕組み(組織・ルール)作りが進められるのは間違いない。
その検討段階で、改質された人の介在部分が、
方向性を誤まらせないことを祈りたい。
安全の一番の敵は、人のエゴに思えてならない。
発生当時の状況がドラマのようにわかるものが多くなった。
それは原発事故の初期対応の記事に如実に表れている。
1ヶ月も経た後に報告される内容は、
正確に真実を伝えているのだろうか?
水素爆発、ベント作業など、事象の流れ、経緯は真実なのだろう。
だがその過程における人の判断、指示を対策本部、原子力保安院が
記事のように対応しているとは思えないのである。
記事の内容に、偏りがあるためだ。
内容の傾向としては、東電がオロオロの対応や報告をし、
役人側の保安院、対策本部が検討、判断、指示を下しているような
感じが多数を占めている。
どうもおかしい???
日々、原発のシステムを運用・保守している現場技術者たちの
苦悩、追い込まれた判断、対応が記事に見えないためだ。
事象の流れは真実でも、その事象間の人の介在状況は、
もっと泥臭いし、現場の必死の状況確認、判断、対応が
あるはずと推察している次第である。
推察する一番の理由は、情報源が限られていることだ。
限定された情報源は、政府の対策本部、保安院といった役人サイドであろう。
それはマスコミが、現場に近づけないためだ。
だから人の介在部分は、情報の発信源が都合良く改質していると考えている。
これは建前意識の強い、大きな組織ほど陥りやすい。
担当者により報告者が作成され、最終の承認を得るまで、
各部署の長がチェックし、その都度歪んでいくのだろう。
1ヶ月も経てば、尚更...
私も、規模が違うにしても同じようなことを経験している。
サラリーマンなら...宮仕えならさらに...ということだ。
原発事故...対応は長引くにせよ、今後、国を挙げての検討がされ、
再発防止策など、大規模なシステムの安全対策、
仕組み(組織・ルール)作りが進められるのは間違いない。
その検討段階で、改質された人の介在部分が、
方向性を誤まらせないことを祈りたい。
安全の一番の敵は、人のエゴに思えてならない。